モデル園の近況
2018.11.14 Wednesday
グリーンファーム宝塚西谷市民農園ホームページ
☆最新空き区画状況☆
農園からのお知らせメールを配信しています
こんばんは。スタッフ2号です。
先日、恒例の農園収穫祭を開催しました。
本年も朝早くからお集まりいただき、また準備や後片付けまでお手伝いいただき、ありがとうございました。
例年の収穫祭は霜で真っ白な中を準備していますが、今年はやはり変な気候ですね。
豚汁よりもかき氷が食べいたいとの声も出ておりました。
来年は冷やし豚汁あたりを検討しておきます。
品評会のほうも数多く出展していただきました。
本年は18品の出展。
猛暑の影響で、野菜作りには厳しい条件だったかと思われますが、中には夏に収穫した野菜を貯蔵してお持ち下さった方もいらっしゃいました。
お陰様でハイレベルな白熱した品評会になったと思います。
本当にありがとうございました。
惜しくも受賞を逃した利用者さんからはリベンジ宣言もいただきました。
ぜひ、来年もよろしくお願いいたします。
ではモデル園の近況です。
玉ねぎ畝の準備をしました。
【玉ねぎ畝の準備】
玉ねぎ用の畝は10月中頃に堆肥を混ぜて耕しています。
使った堆肥は農園のチップ。
畝一本に一輪車で3杯分ほど入れました。
よ〜く耕してしばらくほったらかしにします。
それから2週間後、今度は鶏糞(または牛糞)を混ぜて耕します。苗を植える日から逆算すると、定植の約2〜3週間前の作業です。
使用する量はパッケージの記載通りです。(鶏糞も堆肥の分類ですが、牛糞に比べると堆肥としての力は低いです)
ここで脱線します。
堆肥は「土を豊かにする」なんて表現をされることもありますが、要は根っこが張りやすい土にしてやるってことです。
さて、この根っこが張りやすい土にするためには、堆肥に含まれる「腐植酸」という成分が重要になります。
腐植酸には根張りの促進の他、リン酸吸収の促進や、保肥性・排水性の改良などの効果があります。
まぁ、他にも疑似科学的な効果を謳う商品も見かけますが、私はそちら方面には興味はありませんので、「腐植酸=根が張りやすい柔らかい土にしてくれるもの」として扱っています。
さてさてしかしこの腐植酸。
堆肥の中にはほんの少量しか含まれていません。
チップ(腐葉土)には全量の数%、牛糞や鶏糞でもチップに比べてやや多いくらいのものです。
野菜作りに充分な腐植酸を補うには、堆肥をかなり大量に施さないといけません。
さらに問題なのが、チップは大量に混ぜすぎると土壌障害が発生する可能性があることです。
なのでモデル園ではチップは年に一回だけ混ぜて、あとは牛糞や鶏糞で腐植酸を補っています。
ちなみに、下佐曽利組合の畑でも来春に向けた土作り中です。
仮にこういう大きな畑に腐植酸を補う目的でチップを混ぜるとなると、ダンプカーで何杯分もの量になります。
なので堆肥の代わりに、化成肥料と同じように加工された土壌改良資材というものを使います。
これなら少量の施量で腐植酸を補えます。
今までモデル園の近況では殆ど紹介できていませんが、あったら良いなと思うような資材は大概市販されています。
液肥タイプの腐植酸なんかもあります。
なかなか全ての利用者さんのニーズに合うものを紹介するのは難しい現状ですが、何か興味があるものがありましたらお気軽にお声掛けください。
(ただし、こういう便利なものは総じてお値段が張ります・・・)
チップをたくさん混ぜると、土に異物と空気が混ざった状態となり、フカフカして良い土になったと思いがちです。
ですが長い栽培期間中を考えると、腐植酸が不足しているのかもしれません。
葉野菜や実野菜は肥料である程度誤魔化せますが、芋や根菜は土の状態がダイレクトに影響してきます。
堆肥を混ぜる=腐植酸を混ぜると考えて、チップ以外の資材も試してみていただけますと幸いです。
品評会の受賞に近づけるかも?です。
☆最新空き区画状況☆
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こんばんは。スタッフ2号です。
先日、恒例の農園収穫祭を開催しました。
本年も朝早くからお集まりいただき、また準備や後片付けまでお手伝いいただき、ありがとうございました。
例年の収穫祭は霜で真っ白な中を準備していますが、今年はやはり変な気候ですね。
豚汁よりもかき氷が食べいたいとの声も出ておりました。
来年は冷やし豚汁あたりを検討しておきます。
品評会のほうも数多く出展していただきました。
本年は18品の出展。
猛暑の影響で、野菜作りには厳しい条件だったかと思われますが、中には夏に収穫した野菜を貯蔵してお持ち下さった方もいらっしゃいました。
お陰様でハイレベルな白熱した品評会になったと思います。
本当にありがとうございました。
惜しくも受賞を逃した利用者さんからはリベンジ宣言もいただきました。
ぜひ、来年もよろしくお願いいたします。
ではモデル園の近況です。
玉ねぎ畝の準備をしました。
【玉ねぎ畝の準備】
玉ねぎ用の畝は10月中頃に堆肥を混ぜて耕しています。
使った堆肥は農園のチップ。
畝一本に一輪車で3杯分ほど入れました。
よ〜く耕してしばらくほったらかしにします。
それから2週間後、今度は鶏糞(または牛糞)を混ぜて耕します。苗を植える日から逆算すると、定植の約2〜3週間前の作業です。
使用する量はパッケージの記載通りです。(鶏糞も堆肥の分類ですが、牛糞に比べると堆肥としての力は低いです)
ここで脱線します。
堆肥は「土を豊かにする」なんて表現をされることもありますが、要は根っこが張りやすい土にしてやるってことです。
さて、この根っこが張りやすい土にするためには、堆肥に含まれる「腐植酸」という成分が重要になります。
腐植酸には根張りの促進の他、リン酸吸収の促進や、保肥性・排水性の改良などの効果があります。
まぁ、他にも疑似科学的な効果を謳う商品も見かけますが、私はそちら方面には興味はありませんので、「腐植酸=根が張りやすい柔らかい土にしてくれるもの」として扱っています。
さてさてしかしこの腐植酸。
堆肥の中にはほんの少量しか含まれていません。
チップ(腐葉土)には全量の数%、牛糞や鶏糞でもチップに比べてやや多いくらいのものです。
野菜作りに充分な腐植酸を補うには、堆肥をかなり大量に施さないといけません。
さらに問題なのが、チップは大量に混ぜすぎると土壌障害が発生する可能性があることです。
なのでモデル園ではチップは年に一回だけ混ぜて、あとは牛糞や鶏糞で腐植酸を補っています。
ちなみに、下佐曽利組合の畑でも来春に向けた土作り中です。
仮にこういう大きな畑に腐植酸を補う目的でチップを混ぜるとなると、ダンプカーで何杯分もの量になります。
なので堆肥の代わりに、化成肥料と同じように加工された土壌改良資材というものを使います。
これなら少量の施量で腐植酸を補えます。
今までモデル園の近況では殆ど紹介できていませんが、あったら良いなと思うような資材は大概市販されています。
液肥タイプの腐植酸なんかもあります。
なかなか全ての利用者さんのニーズに合うものを紹介するのは難しい現状ですが、何か興味があるものがありましたらお気軽にお声掛けください。
(ただし、こういう便利なものは総じてお値段が張ります・・・)
チップをたくさん混ぜると、土に異物と空気が混ざった状態となり、フカフカして良い土になったと思いがちです。
ですが長い栽培期間中を考えると、腐植酸が不足しているのかもしれません。
葉野菜や実野菜は肥料である程度誤魔化せますが、芋や根菜は土の状態がダイレクトに影響してきます。
堆肥を混ぜる=腐植酸を混ぜると考えて、チップ以外の資材も試してみていただけますと幸いです。
品評会の受賞に近づけるかも?です。
使っていれば、今年の夏野菜も少しはまともに出来たかもしれませんね。
今後とも 有意義な情報をよろしくお願いします。